子供部屋を仕切る棚です。衣料掛けと書棚同じものを各２台両面使いにして組み合わせています。当初は合板を多用してフラッシュ構造にする、もしくはパイン材を使う案もあったそうなのですが僕のところは専用の機械設備はありませんし比較的安価なウッドデッキ用のパイン材はサンドペーパー仕上げかかかっておりまた小節も多く下ごしらえまでに刃物がかなり傷んで一度懲りていますので、主材は手持ちのホオを使うことをご提案し了解していただきました。この木は丸太から購入したものですので市販品に比べ費用をかなり圧縮できます。

　ブックは将来壁に並べて使いたいとのご希望から甲板・帆立共に無垢の接ぎ板を組みました。衣料棚は框加工で面は入り口正面だけはムク板であとは合板の囲い込み。２枚重なる部分はあまり有効ではないので省きました。本体はお互いジョイントしますからそれでも強度は十分です。真中の地板意外の棚やハンガーは取り外せますから単体にすれば納戸の棚として使い回しできると思います。塗装は軽く書棚は煮亜麻仁油、衣料掛けは柿渋です。リクエストがあって背中側一部はコルク張りしています。下の写真中棚に乗っているのは転倒止めです。