この頃足の弱くなったお母さんのためにとお得意様に頼まれた玄関に置く段差補正用ステップです。参考になればと介護のカタログを見せていただいたら結構いい値段するみたいです。あまり硬いと冬冷たいでしょうしかといって軽いとズレて危ないかなと思い材はホウにしました。厚さ36ミリの板をぐるり回してありますから頑丈ですし程よい重さがあります。色目・形は気にしないということですから使い残し材を寸法で選んで3時間で作ったローコスト家具です。実際の現場に置いてみてがたつきがあまり大きなようでしたら削り合わせは楽にできるようにはしてあります。念のため板のエッジには滑り止めのようなものを付けてお使い頂くようお願いしてあります。

 

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  これはご新築のお宅と旧宅の継ぎ目に段差があるので材支給で補正用にを頼まれたものです。材の板は50ミリ厚のクリ、下駄はミズナラです。普通板目材の踏み板というものは見た目より後々の反り都合・削げのでやすさを優先して木表使いをするものなのですがこの材は表側に割れが入っている事情から木裏を上向きに設えました。木目も材質も違う二つの木を繋ぐのにただホゾ入れでは荷重がかかる分緩みが出やすいでしょうから20ミリの蟻ホゾを3点作って指し込んでいます。通しホゾも考えたのですがクリとナラでは硬さが違うのでクリが負けてぐらつきが出るのも怖いという事もありましたので。手間ですがその方がもちはいいと思います。