材・図面支給の仕事、キッチンでレンジと炊飯釜を置く台になるそうです。二段重ねになる上はカエデ、下台はマカバを使っています。当初上台の 甲板下ステーはなかったのですがこのカエデは小径材で癖が強くその下では炊飯もされるということですので暴れ止めに付けさせてもらいました。また帆立板の反りも案じられますので上下ともホゾを作った上で 甲板に埋め込み反対方向からビス止め固定して安定させてあります。

　色気は他の家具に合わせて少し赤みを帯びた薄茶です。材に赤白色のばらつきもありましたのでそれを目立たなくする効果もあったと思います。

　下は追加で頼まれたサイドテーブルです。同じお客さんがお使いになるそうです。カジュアルなチーク製の椅子の脇に置かれるということで見本を貰って色付けしたのですがオイルステインだと材のヒメコマツに上手く色がのってくれないで厳しいです。 甲板の取り付け方がちょっと変わっていて幕板に３ミリほど段じゃくりを入れて 甲板枠裏に挿入・のり付け接着するという方法を採っています。