板組の大きな椅子を2台作ったあとに出た余り材をどうしようかとお客さんと相談したところ、この板は座椅子にするのに手ごろだということで作ることになった和室用の腰掛けです。「座面が200くらいの高さで半分は丸くて、座刳りが入って畳を痛めないような脚のつくりというのが条件でした。厚みが70ミリある板なので初めはシューメーカーチェアのように高低差を大きく座刳ってみようかとも考えたのですが据え付けの棚の上に置いたコンピュータを操作するときに使うものだということですのでおとなし目にしました。姿勢をよく保てるよう少し前傾させてあります。材はクリ。塗装はリボスのウォルナット色、それに新規に手に入れた植物性の油脂ワックスを試してみました。

 右手前の黒い部分は鉄砲虫のあけた穴の跡です。座ってみて支障はありませんし目の出方が少々左に偏ったので全て落とさずに残すことにしました。

 

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 上の写真はもひとつ追加で同じ余り材で作らせていただいたスツールです。玄関先において靴を履いたりするのに便利なもので、立ち上がりに楽なように手掛けをつけてくれとの注文でした。これ意外にもっとましな写真も撮っておいたのですがデータをコンピュータに記録した直後にウィンドウズがウィルスにKОされてしまい、あえなく消失の憂き目に遭ったのでした。どうしても失いたくないデータはこのホームページにあるものだけですのでコンピュータの中身入れ替えもさして支障はないと高をくくっていたのですが、ただ、最近の仕事関係・友人のメールアドレスも同時に消えてしまっていたのに気づき、そちらの方面では今もって何かと困り事が尾を引いています。、、、しかし危険そうなサイトほど面白そうなのには参ってしまいますよね。