陶芸の土をこねたりするのにしっかりした作業台をとのご要望でご注文を受けた卓です。 甲板は３２ミリ、脚と貫は一寸一分の板を張り合わせて作りました。上がりは６０角です。沓掛は丁度いい寸法のミズナラの芯材がありましたのでそれを当てています。ナラは硬くて重い木ですからもっと薄くしても耐久性に何の問題もないのですが前に作った４０ミリ厚のダイニングテーブルに寄せて使うことも想定しているとのお話でしたのでボリュームを持たせました。高さもそのテーブルにあわせています。この高さですと立ち作業でも使いやすいと思います。沓掛の高さも疲れたときの足を投げ出せたら楽かなと考え学習机より少し高めに位置取りしていましてそうすると 甲板下の幕板に腿が当たるようになりますので手前と奥と２面は中高にアーチの削りを入れました。足元にはトンボ貫が入っていますし妻手方向の幕板は１１０と大きく取りましたので強度・反り抑えの効果には問題ないと思います。

　作りはシンプルで 甲板は金具の駒止めでとまっています。塗装はいつもと同じリボスのオイルです。