いつもお世話になっている設計屋さんから「この頃小さなお子さん連れのお客様が増えたのでその子達のための椅子とテーブルを作って欲しい」と頼まれて作ってみたのがこれです。机と椅子の高さだけ指示をもらいあとは自由でいいからと言われたものの僕には子供はありませんし彼ら彼女らがどんなものを気に入ってくれるのかさっぱり分りません。まあ丈夫でおかしな形をしていればしばしの間は席についていてくれるのではないかと期待しつつ、小やぎをイメージしてこんな椅子を作ってみました。腰掛けるというよりも木馬のように遊んでくれればひと安心なのですが。一番壊れ易い背の部分はほぞを長く伸ばしは座板を貫いてこみ栓で挿すだけにしました。首を抜けばスツールとしても使えますしほぞが緩み出したらこみ栓をたたいてもらえば、また元に戻ります。脚は丸ほぞを挿すだけでは貫きがない分弱いですから二段ほぞにして元の部分は２５×２５の角ほぞにしてあります。材はクリ、塗装はしなくて済むならこのままいきたいのですが指示待ちです。

で、結局着色ということになり仕上がったものが下の写真です