設計士さんの材図面支給の仕事、30o厚のキハダを使ったローテーブルです。高さは100しかなく詳しくは聞かなかったのですが位置の低い台がすでにありそれに重ねて使うそうです。将来あらためて脚を足して独立させることもあるかもしれないとのことですので裏に角脚のはいるスペースを設けその際邪魔になりそうな駒留の仕様は避け動きに対応できる余裕を持たせたビス止めにしました。しかしキハダの堅板の木目は賑やかですね。

 下は別の頼まれものでお世話になっている太田の喫茶店「ヴァル」さんの飾り台です。鋳物製の大きな甕の上にかぶせて季節の花や飾り物をその上に載せてお客さんに楽しんでもらおうという趣向だそうです。英国のパブのイメージで高さが丁度いいので縁の方にはカップやグラスが置けてちょっとカウンター風にも使えたらとのリクエストでしたが現物を見たことがないのでとりあえず外国産の木を使うことにしました。この材は工芸家の渡辺さんに以前頂いたものです。真ん中の木はナラですがウィンザー調の色掛けしたラッカー塗装したものでこれも前に勤めていた工場でもらったもので椅子の座面の再利用です。この部分は仮入れでガラスや他の板との交換が可能です。