シリーズで担当させていただいている納骨棚のこれが最終タイプ。縦1段を固定棚板と可動棚で仕切り横は４列が２台です。ちょっとうっかりしていて写真撮りをするのを忘れていまして配送する当日の朝撮って色気が飛んでいますが現物はもっと落ち着いた印象です。背板も扉も外してあるのは人力二人で収めるにはあまりに重く手に掛かりがないと危険だからです。普通実用家具では加工都合や運搬の都合で分割するサイズに当てはまるのですが一体の方が見た目がいいですし移動の可能性がまずないということですからこのようになったのですがいや面倒なこと多かったです。特に塗装が。暗色の着色の場合は色むら・拭き取りむらや手の入りにくい隅の色漏れは評価に関わります。表面積かなりありますから注意していないと厚塗りしたものが乾いて硬く拭き取りにくくなりますから冬でも汗かく作業になりまあそれでも夏の暑い時期ではなくてよかったということですね。

　これで納骨室内計１９台の棚が揃いました。用途に応じてオープンな棚、、観音扉の個室タイプ、思い出の品物とかも納められる鍵付きロッカー式のもの。明日からそれらのジョイント、揺れ防止の造作取り付け、鍵の取り付けなどでまたしばし現場に通うことになりますが磨きを入れたコンクリートの壁や床のタイルの落ち着いたトーンにも引き立てられてなかなかの見ものでした。