お寺さんの仕事で手洗いの洗面台の下がパイプがむき出しで見苦しいので収納としても使える目隠しを作って欲しいと依頼されたキャビネットです。材はナラ。壁付けになっている洗面器の下に押し込む形になるため甲板と背板部の半分はありません。ただ先側に帆立の抑えが何もないと弱いので最上部裏桟はビス止めで取り付け時にいったん取り外せるようにしてあります。右サイドにあるケヤキの板は小物置台で使用時以外は伏せて格納しておくことができます。

　奥に見える小振りなセンターテーブルもお寺さんのものでこれに向かうソファと一人掛け２台をこれから作ります。７００という高さは応接用としてはやや高めなのですがこの上で書類を書いたりすることと女性が膝元を気にしないでいいように、また椅子との距離が窮屈にならない程度で棚を設けて欲しいとの要請からこのような形になりました。