大型テレビを購入したものの置き場に困っているとのご相談から作ることになった置台です。当初は既存のアンティックのキャビネットに載せようと考えていたところ位置が高くなり過ぎるのと耐荷重の問題から支障がありその向かい合わせの壁を背に直置きしてみたら今度は見づらいのと有線放送の接続器の置く場に困り使わなくなった座卓を出してきて急場をしのいでいるがやはり大きすぎて何とかしたいのだとのことでした。代わりになる台をいろいろ探してみたもののリフォームしてクラシックな和風のテイストにしたリビングの雰囲気に合うようなものがなかなか見つからなかったのだそうでした。

　材はナラで巨大なテレビの重さがかなりになるので３０�oの堅い材を当てました。棚を一段設けて８０�oの中に機械類が大小４点とコードが収まります。見た目もっとすっきりするように板で塞いでしまおうかとも考えたのですがリモコン操作の都合なのか機械がうまく作動しなくなるということですでオープンなスペースになっています。塗装はオイルです。

　骨董がお好きなご主人の趣味を反映して少しづつ集められた家具や建具がすっきりしたモダンな内装に上手く調和されているその部屋に置かれて新参者ながらやがては馴染んで貰えるようだといいのですが。