これも長く付き合いのある方からの依頼で作ることになったものです。結婚した娘さんの転居を機に昨年はチェストを作り一年たって生活も馴染んできて在宅の仕事も多くなったということでダイニング兼用でデスクにもなるテーブルを考えられるようになったとのことでした。寸法を検討したまに人が集まることもあるので足下を自由が利くようなものでそれでまあ飽きずに長く使えるというのが条件です。

　若い２人が使うならちょっとワイルドでもいいかなと思ったのとできれば２枚の板を合わせるようにしたいと材を探したところ400幅で長さが丁度2600の板があったのでそれを二つ切りにして甲板に当てました。長さがほぼギリギリなのでどうしても落としきれない木口割れが一か所入ってしまいましたがコクソ埋めしてチギリで広がり止めすることで了解していただきました。貫のないテーブルというのは強度確保のためにはマイナスなのですがサイズが小振りなので脚を６０角としっかりしたものを作って裏で幕板を繋いでいる隅木につけ物を足して3点支持にして揺れ対策を強化してます。その幕板もより大きくできれば安定しますが旦那さん大きな人で膝がつかえてしまうのでこの高さからすると材の硬度などから限界かなとした寸法が８０�oで見た目少しでも軽く見えるように下部をＶ時に落としています。

　仕上げ・塗装はいつもと同じです。