三本脚、ちょっと高めの三角の座のスツールです。材は座と背がシュリ桜、他はサクラで塗装はワックスのみです。初めのスケッチでは座の前端中央はウィンザーチェアなどによくあるように少し盛り上げていたのですが実際に加工を始めてからそれが何のためになるのか疑問に思い考え直して反対に下方に垂れるように削り込んでしまいました。デザイン上見た目がだれた感じになるのがいけないのでしょうかね。あるいは座っている人が常に姿勢よく見えるよう位置の確認のために目印として尖らせているのか一度専門の方に伺いたいと思っています。椅子展用に作ったのですが売れ残ってしまったので、脚を少し切って今は工場で自分用に使っています。Ｔの字状の背当てが落ち運びの際に意外と便利です。座位置が自由に変えられて軽くて丈夫。仕事場のマイチェアとしては合格です。