脱衣室の壁一面に収める収納です。湿気が心配なのでベニヤを多用し、柿渋を重ね塗りしてあります。上２段は跳ね上げ戸、中央のロッカーには引き出し箱が入ります。

　こちらは杉材のフローリング材がかなり余ったのでやっつけで押入れみたいなものを作ってくれと知り合いから頼まれたもの。空間を埋めるためのものなので仕上げのかかった面は全て内側を向いています。本ザネの入った板を並べてのり付けしてビスでガンガン止めてくれればいいから言われたもののその通り作れば引き戸が本体に当たってすぐばらけてしまいます。条件の内で出来る工夫はしてなんとか３日半で上げました。うちは横切り盤がないので大きな板の切り回しは大変なんですよ。しかし３４ミリ厚の背板は強烈ですね。一度寝かすと立てるのも大変です。

　こういう日曜大工の代行は本来の自分の仕事ではないのは分かっているのですがやったことの無い加工にはつい好奇心に駆られます。カンナをほとんど使用しないのもかなり珍しいです。